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注目の認定看護師&専門看護師特集

認定看護師 がん性疼痛看護

CASE06 市立伊丹病院 福井 幸代 さん (がん相談支援室・主任)

福井 幸代 さん

1997年4月1日、市立伊丹病院に入職。2009年 にがん性疼痛看護認定看護師を取得した。休日 は国内外へ旅行し、リフレッシュしている。

市立伊丹病院

患者さんの声に耳を傾けた看護を大切に

専門的な治療を提案し痛みを和らげる

 日本人の3人に1人の割合でがんを発症する恐れがあり、その中の約80パーセントの患者さんが痛みを感じているといわれている。市立伊丹病院で活躍する福井幸代さんは、がん性疼痛看護師として、その痛みに苦しむ患者さんのケアを専門的に行っている。福井さんは、外科病棟に勤務していたころ、手術後の痛みに苦しむ患者さんが痛み止めを使用することで、日常生活を取り戻し回復して行く姿を見て、痛みについてもっと深く知りたいと考えるようになったという。
 「痛みと言っても食後に痛くなる人や、動くことが辛い方など症状はそれぞれです。痛みは目で見て判断できる症状ではないので、患者さんの声に耳を傾けることを大切にしています。また痛みと一生付き合って行くことに気持ちがついてこない患者さんの精神面のケアも行っています」
 福井さんが活躍する緩和ケアチームは、主治医や看護師からの依頼を受け、患者さんとそのご家族のもとへ伺い、どこに痛みを感じているかなど、患者さんの症状や困っていることを聞くという。また痛みの専門的な知識を持っているからこそ、できる治療があり、そこがチームとしての1番の強みだと言う。
「すごく辛い顔をして当院に来た患者さんが、痛み止めを工夫したことによって、普段 の日常生活を送ることができ、元気な姿を見せてくれたときは、嬉しかったです。看護の仕事は楽ではないですが、多くの知識や経験を吸収することができるので、日々やりがい を感じています」

整ったバックアップ体制が後押しに

 現在は市立伊丹病院の痛みケアを引っ張って行く立場でもある福井さん。がん性疼痛看護の資格を取得する際、病院の整ったバックアップが後押しになったという。
 「資格取得にかかる費用助成などの支援もあり、取得することができました。学生生活は、毎日勉強ですごく大変でしたが、痛みの伝わり方や、症状に合った治療方法を学ぶ事ができたので、看護の幅が広がりました」
 兵庫県では他の領域に比べがん性疼痛看護師は数が少ない。そのため院内外で研修や勉強会を実施し新人看護師や、医師らに痛みの看護について伝えているという。
 「日々看護を行う中で、多かった相談などを勉強会で伝えるようにしています。特に新人の方は、患者さんの対応で困ることが多いので自分の経験をまじえてアドバイスしています。痛みの看護について少しでも知ってもらえるとうれしいです」
 看護師として多くの経験と知識を積み重ねてきた福井さん。最後に看護師、認定・専門看護師を目指す方へのメッセージをもらった。
 「入職した病院、病棟によって、その先自分自身が学ぶであろう領域が変わってくるので、最初の病院選びはとても重要だと思います。認定・専門看護師になることは簡単なことではありませんが、何歳で取得してもよいと思うので、興味があれば是非チャレンジしてほしいです。辛いこともあると思いますが、頑張ってほしいです」