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注目の認定看護師&専門看護師特集

認定看護師 脳卒中リハビリテーション看護

CASE13 西神戸医療センター 片寄 妙子 さん(8階西病棟)

片寄 妙子 さん

看護大学を卒業後、西神戸医療センター脳外科病棟に配属。6年間勤務した後に、消化器内科に3年、集中治療室に1年勤務。その後、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師養成課程で半年間学ぶ。消化器外科の勤務を経て、現職に。2014年7月に脳卒中リハビリテーション看護認定看護師資格を取得。

西神戸医療センター

看護師の工夫次第で、リハビリができることを伝えたい

早期離床プロジェクトを立ち上げたい

 入職1年目に脳外科病棟に配属され、6年間のキャリアを積んだ片寄さん。その後、消化器外科に異動になって、改めて脳外科での看護のやりがいに気づいたという。
 「脳外科の患者さん、特に脳卒中の患者さんは、リハビリ過程で看護師がどれだけケアをしたかによって、今後の生活の機能が違ってきます。脳へのダメージの大小にもよりますが、看護師の努力次第で、患者さんはしゃべれるようになったり、歩けるようになったりする場合もあります。看護師の力量を実感できる領域なんです」
 そこで、しっかりと勉強し直したいと脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の資格を取得し、再び今の現場に戻ってきた。2014 年7月に資格を取得したばかりということもあり、今は認定看護師としてやるべきことを模索する毎日。幸い同院にはお手本とすべき認定看護師や専門看護師がいるので、今後のビジョンはある程度固まっているという。
 「寝たままの状態でいることは、患者さんにとって必ずしもよいことではありません。ですから院内での早期離床プロジェクトを考えています。術後の患者さんには“安静度”という目安がありますが、それを“活動度”という考え方に変えていきたいんです。ベッド上での安静の指示でも、“活動度”という視点で見れば、“ベッドの上ではどこまで動けるか”になります。患者さんを寝かせたまま看護師が歯磨きするよりも、ベッドで体を起こして自分でやってもらうほうがリハビリになります。リハビリは決して特別なことではなく、看護師の考え方、工夫次第でできるということを伝えていきたいです」

看護師として大切なのは“気付く”こと

 日々の業務のなかで時間のやりくりをするだけでも大変な看護師の仕事。この忙しさのなかで、認定看護師として勉強の時間を確保するのは非常に難しいことだという。とはいえ、現場にいれば、座学だけでは決して学ぶことのできなかった症例や画像を見ることができる。
 「認定看護師養成課程で学んだことを、目の前の患者さんに結び付けることができるので、教科書レベルであった知識が、より具体的な知識となって身に付きます。そういった小さな努力は積み重ねていきたいと思っています」
 またセミナーや勉強会などに月に1 度は参加したり、養成課程で出会った仲間と定期的に交流を持つなどして、認定看護師としてのモチベーションを維持するように努めている。
 「認定看護師としての仕事は、自分から発信すべきものですから、そのプレッシャーはあります。でも逆に、自分で種をまいて育てていく楽しさもあります」
 認定看護師の仕事の中でも難しさを感じているのは、指導である。様々な考え方や感性をもった新人たちの、それぞれの長所をできるだけ伸ばしたいと考えている。
「看護師として病気のことを理解するのはもちろんですが、たとえば患者さんがいないときにベッドシーツを整えておくといった、ちょっとした“気付き”も大切です。地道に行動で示したり、提案したりして、新人たちにも理解していってもらいたいと思っています」