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注目の認定看護師&専門看護師特集

認定看護師 感染管理

CASE08 総合大雄会病院 大島 直也 さん(集中治療室勤務)

大島 直也 さん

看護学校を卒業後、地元である愛知県一宮市での就職を考え総合大雄会病院へ入職。集中治療室に配属となる。2年目に感染リンクナースになったことがきっかけで、認定看護師の資格取得を考えるように。現在入職7年目。2013年から認定看護師のために学校へ通い、2014年6月に資格を取得した。

総合大雄会病院

かかわる人が主体的に感染対策に取り組める地盤を作りたい

大切なのは信頼関係 感染対策は一人では変えられない

 看護学校を卒業し入職した総合大雄会病院で、集中治療室に配属となった大島さん。感染リンクナースとして感染対策を担当することに。部署内での感染症の発生状況を把握し、感染対策がきちんとなされているかを確認・指導をするとともに、他部署の担当と月に一度ミーティングを行い、外部施設への研修にも参加するようになった。その中で、吸引手技におけるケアの見直しやさまざまな感染対策の順守率の向上など、現状の課題点が見えてくるようになってきたという。
 「改善のためにはまずは自分自身が、知識、技術ともにアップしなければ、と考え認定看護師になろうと決めました」という大島さん。入職7年目の2014年6月に資格を取得した。
 感染管理は看護師だけが対象ではなく、施設全体の情報が必要。試験を受けるにあたり、先輩や病院職員から全面的に協力を受けたという。
 認定看護師になり、大きく変わったことは週に1度、感染管理の活動日が取れるようになったこと。ICTという感染対策チームで病棟のラウンドを行う。その部署で感染対策、患者環境、病室や処置室なども含め感染上の問題がないか、抗菌薬を正しく使用できているか、チェックする。問題点は指摘し、感染に関して相談があれば対応する。
 「感染管理はどう周りを巻き込んでいくかが大切」という大島さん。
 「改善が必要と考えたとき、かかわる人皆が納得し実行しないと意味がない。そのために信頼関係を構築し、改善の必要性、重要性を理解してもらい、皆で取り組むことで全体の改善につなげていきたい」

問題の本質を見極めて管理者としての視点を養う

 インフルエンザやエボラ出血熱など、多くの人に影響があるような問題が出てきた場合には、迅速な対応が求められる感染管理チーム。だが生じている問題によっては、ある程度の時間をかけ改善に取り組んでいかないとならないこともあるのだという。例えば感染症が出て、耐性菌の対応について、普段と同じことをやれば問題ないことも、過剰に反応し混乱を招く結果になりかねない。
 「大切なのは問題の本質が何かを、しっかりと見極める力。まだまだ未熟で、これから部署や病院全体を見るための、管理者としての視点も養っていきたい。まずは部署の感染対策を強化すること。部署にいる人全員が主体的に感染対策に取り組めるような地盤を作っていくことが、今の目標です」と大島さんは語る。他の施設とのかかわりも今後深めていきたいと考えている。
 普段の集中治療室での業務に関しても、感染管理に関しても、日々分からないことは分かるまで調べることで、知識と経験を積んでいる大島さん。
 「看護学生のころは看護師としての基礎をしっかりと身に付けるのに一番良い時期。職場ではさまざまなことが求められますが、学生のころに何度も繰り返し学び、身に付けた基本的なことに、今でも助けられることが多いです。大変でも必ず生かす場があるので、がんばってください」と、後輩たちに向けての熱い想いも語ってくれた。