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認定看護師 訪問看護

CASE07 みさと健和病院 伊藤 智恵子 さん(北千住訪問看護ステーション所長 訪問看護認定看護師)

伊藤 智恵子 さん

看護学校卒業後、東京都内の大学附属病院へ入職。循環器・CCU病棟で4年間勤務した後、千葉県内の国立大学看護学部の3年次に編入学。2002年、みさと健和病院のみさと南訪問看護ステーションに入職。2007年に訪問看護認定看護師の資格取得と同時に北千住看護訪問ステーションへ異動。

みさと健和病院

在宅の患者さんを身体から生活全般まで支える

訪問先でのアクシデントを機に認定看護師の道を目指す

 伊藤さんは、北千住訪問看護ステーションの所長として看護師の教育指導や各スタッフの調整などに携わっている。訪問看護の道に進んだきっかけは大学時代に経験した訪問入浴のアルバイトだった。利用者の喜ぶ顔を見て生活全般にかかわりたいと思うようになり、教育制度の整っているみさと健和病院の訪問看護ステーションに入職した。訪問看護の魅力は一人ひとりの患者さんとじっくり向き合えること。反面、いろいろな場面で単独で的確な判断をくださなければならず責任は重い。
 あるとき、伊藤さんの訪問看護の後に患者さんの容態が悪化するというアクシデントが発生した。その際、自身の看護に明確な根拠がなかったことに気づき、伊藤さんは看護師を辞めようとまで悩んだ。そんなときに上司からすすめられたのが、当時できたばかりの訪問看護認定看護師の資格取得だった。
 「いったん現場を離れて訪問看護の勉強をする中で、訪問看護の今後について考えていきたいと資格取得を決意しました」
 みさと健和病院には認定看護師取得支援制度があり、研修期間中は休職扱いとなり奨学金も貸与されるため、半年間の受講中は学習に専念することができたという。
 「教育課程では幅広いフィールドにおいて、身体と生活の両方の視点から在宅看護について学習できたことが有効でした。また、全国各地でがんばる訪問看護師の仲間とのネットワークが広がったことも大きな収穫でした」
 伊藤さんは看護師をしていくうえで訪問看護を経験する大切さを声を大にして言う。
 「患者さんの在宅での生活を知ることは看護にたいへん有効なので、若いときにぜひ訪問看護を経験してもらいたいと思います」

ヘルパー、ケアマネジャーなど他職種との連携を培っていきたい

 認定看護師の資格取得後、伊藤さんは北千住訪問看護ステーション全体の教育委員として教育プログラムを検討したり、研修の講師を担当したあと、ステーションの管理者となり、さらに2013 年にステーション内に新設された“通い、泊まり、訪問介護、訪問看護” すべてが受けられる「複合型サービスまいほーむ北千住」の所長としても活動している。そんな伊藤さんが大切にしているのが“看護と介護の連携”である。
 「訪問看護の基本はチームケアで、医師をはじめ、ヘルパー、ケアマネジャー、リハビリ療法士など、異なる言語を使う他職種同士を調整してつないでいくことが良い看護につながります」
 たとえば、排泄援助の看護依頼があったとき、どうしたらスムーズに自力で排便できるようになるかをヘルパーはじめ、多職種のスタッフが相談してアイデアを出し合う。そして食べ物や下剤を調整したり、排便のタイミングを図ったりしながら生活全般のケアをしていく。そうした結果、トイレに座って排泄ができるようになった事例もあるという。
 「このような好事例を多職種のスタッフが一緒に振り返り、共有し合う事例検討会などを行って、より良い連携、ひいてはより良い訪問看護を追求していきたいです」