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注目の認定看護師&専門看護師特集

認定看護師 集中ケア

CASE03 第二岡本総合病院 岡 啓太 さん(看護部 科長)

岡 啓太 さん

40歳を過ぎてから看護師になった母親の影響を受け、「看護学校に男子学生はほとんどいなかった」という時代に、高校卒業後、働きながら准看護師の資格が取れる学校へ。第二岡本総合病院(2016年5月1日より京都岡本記念病院に名称変更)には、1999年に入職、正看護師取得後、ICUに勤務。現在は看護部科長。2014年、集中ケア認定看護師資格を取得。実姉・妹も看護師という看護師一家。

第二岡本総合病院

看護師にとって何が大切かを徹底したICUラダーをつくりたい

呼吸ケアの重要性に気づきRSTの立ち上げに奔走

 京都岡本記念病院のRST(呼吸サポートチーム)は、医師、看護師、理学療法士など各専門職十数名からなる呼吸ケアのスペシャルチーム。呼吸器装着患者さんを中心に病棟をラウンドし、呼吸器の安全確認など呼吸ケアのサポートを行っている。このRSTに強い思い入れをもつのが、集中ケア認定看護師・岡啓太さん。今から10年以上前、ICUでの経験を通じて呼吸ケアの重要性に気づいた岡さんは、呼吸療法認定士資格を取得しただけでなく、RSTの発足を病院に働きかけた。チームの一員に認定看護師が加わるという設置条件をクリアするために、自ら認定看護師を目指すことも決意。その後、院内の救急認定看護師の協力を得ることができ、RST結成は実現できたが、岡さんにとって認定看護師になることは個人的な目標となった。そして一昨年(2014年)、集中ケア認定看護師の資格を取得。今ではチームリーダーとしてRSTを牽引し、その活動報告を学会で発表するなど、「当病院のRSTを全国でも有数の存在にしたい」と力がこもる。

ICUの看護に特化した教育システムをつくりたい

 RSTの活動と同様に、岡さんが認定看護師として注力するのがICUで働く看護師のための教育システムの構築。生命に直結するICUの看護には、危機管理も含め、特化した教育が必要というのが岡さんの考えだ。
 「当院には、素晴らしい病院の憲章・理念があり、真摯さを持って患者さんには自分の親、子ども、兄妹という気持ちで接するという使命をうたっています。技術的な教育はもちろんですが、看護師にとって何が大切かを徹底したICUラダーをつくりたい」と話す。

認定看護師の資格取得はゴールとは違う。さらなる自己研鑽の始まり!

 半年間の認定看護師研修を経験し、「看護の質の向上のためには、人のつながりが大切だと知りました」と岡さんは話す。研修をともにした30 名の仲間とは、今も交流がある。
 「全国にいる仲間から、それぞれが勤務する現場で何が起こっているか常に情報交換を行っています。今はインターネットなどの情報ツールを駆使すれば、ディスカッションもできます。エビデンスなどの情報は日々更新されるので、敏感にキャッチするようにしています」
 認定看護師になってからは、外部からの講義依頼も多くなるなど、決して時間的な余裕はないはずだが、なんとか工夫しながら自己研鑽に費やす時間を見つけ出しているという岡さん。
 岡さんは「認定看護師になって、本当に良かった」と言う。しかし、資格はあくまでも“資格にすぎない”とも。認定看護師の資格を取ったことは、岡さんにとっては“始まり”だった。
 「認定看護師になるための勉強を通じて、初心に戻ることができ、患者さんにとって何が大切かを考えるようになりました。私なりに出した結論は、『思いやり・つながり・楽しみ』の3 つであり、当病院が掲げる理念にもあらためて共感するようになりました。“患者さんにとって何が大切か”…その答えはひとつではないはず。重要なのは、看護師がみんなそれぞれに、その答えを探す姿勢だと思います」