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看護師国家試験 過去問題

2017年度(第107回)午前 第61問〜第120問看護師国家試験 過去問・解答

61 問 〜 第 75
  • 第 61 問
    Aさん(83歳、男性)は、脳梗塞の後遺症cerebral infarctionで右片麻痺があり、在宅療養中である。
    嚥下障害のため胃瘻を造設している。義歯を装着しているが、自分の歯が数本残っている。
    Aさんの口腔ケアについて、介護者への指導で適切なのはどれか。
    1. 1.義歯を装着したまま歯を磨く。
    2. 2.経管栄養直後に実施する。
    3. 3.ペースト状の歯磨剤を使用する。
    4. 4.歯垢の除去には歯ブラシを用いる。
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  • 第 62 問
    特別訪問看護指示書による訪問看護について正しいのはどれか。
    1. 1.提供できる頻度は週に3回までである。
    2. 2.提供できる期間は最大6か月である。
    3. 3.対象に指定難病は含まない。
    4. 4.医療保険が適用される。
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  • 第 63 問
    要介護2と認定された高齢者の在宅療養支援において、支援に関与する者とその役割の組合せで適切なのはどれか。
    1. 1.介護支援専門員 ──── 家事の援助
    2. 2.市町村保健師 ──── 居宅サービス計画書の作成
    3. 3.訪問看護師 ──── 日常生活動作〈ADL〉の向上のための訓練
    4. 4.訪問介護員 ──── 運動機能の評価
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  • 第 64 問
    日本の医療保険制度について正しいのはどれか。
    1. 1.健康診断は医療保険が適用される。
    2. 2.75歳以上の者は医療費の自己負担はない。
    3. 3.医療保険適用者の約割が国民健康保険に加入している。
    4. 4.健康保険の種類によって1つのサービスに対する診療報酬の点数が異なる。
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  • 第 65 問
    日本の医療提供施設について正しいのはどれか。
    1. 1.病院数は1995年から増加傾向である。
    2. 2.2013年の人口対病床数は先進国の中で最も多い。
    3. 3.介護老人保健施設数は2000年から減少傾向である。
    4. 4.精神科の平均在院日数は1990年から先進国で最短である。
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  • 第 66 問
    看護師が自ら進んで能力を開発することの努力義務を定めているのはどれか。
    1. 1.医療法
    2. 2.労働契約法
    3. 3.教育基本法
    4. 4.看護師等の人材確保の促進に関する法律
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  • 第 67 問
    災害医療について正しいのはどれか。
    1. 1.災害拠点病院は市町村が指定する。
    2. 2.医療計画の中に災害医療が含まれる。
    3. 3.防災訓練は災害救助法に規定されている。
    4. 4.災害派遣医療チーム〈DMAT〉は災害に関連した長期的な医療支援活動を担う。
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  • 第 68 問
    小腸で消化吸収される栄養素のうち、胸管を通って輸送されるのはどれか。
    1. 1.糖質
    2. 2.蛋白質
    3. 3.電解質
    4. 4.中性脂肪
    5. 5.水溶性ビタミン
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  • 第 69 問
    性周期が規則的で健常な成人女性において、着床が起こる時期に血中濃度が最も高くなるホルモンはどれか。
    1. 1.アルドステロン
    2. 2.プロゲステロン
    3. 3.エストラジオール
    4. 4.黄体形成ホルモン〈LH〉
    5. 4.卵胞刺激ホルモン〈FSH〉
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  • 第 70 問
    腹部CTを別に示す。胆石が半年間で胆囊内をAからCまで移動した。
    Cの状態を表すのはどれか。
    1. 1.嵌頓
    2. 2.侵入
    3. 3.転位
    4. 4.停留
    5. 5.迷入
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  • 第 71 問
    胸腺腫thymomaに合併する疾患で多くみられるのはどれか。
    1. 1.Parkinson〈パーキンソン〉病Parkinson disease
    2. 2.筋ジストロフィーmuscular dystrophy
    3. 3.重症筋無力症myasthenia gravis
    4. 4.多発性硬化症multiple sclerosis
    5. 5.多発性筋炎polymyositis
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  • 第 72 問
    頭部CTを別に示す。
    論理的思考を制御する領域はどれか。
    1. 1.A
    2. 2.B
    3. 3.C
    4. 4.D
    5. 5.E
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  • 第 73 問
    糖尿病diabetes mellitusの合併症のうち、健康日本21(第二次)の目標に含まれるのはどれか。
    1. 1.腎症
    2. 2.感染症
    3. 3.網膜症
    4. 4.神経障害
    5. 5.血行障害
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  • 第 74 問
    創傷の治癒過程で炎症期に起こる現象はどれか。
    1. 1.創傷周囲の線維芽細胞が活性化する。
    2. 2.肉芽の形成が促進される。
    3. 3.滲出液が創に溜まる。
    4. 4.創の収縮が起こる。
    5. 5.上皮化が起こる。
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  • 第 75 問
    Ménière〈メニエール〉病Ménièreʼs diseaseの患者への指導内容について正しいのはどれか。
    1. 1.静かな環境を保持する。
    2. 2.発作時は部屋を明るくする。
    3. 3.めまいがあるときは一点を凝視する。
    4. 4.嘔吐を伴う場合は仰臥位安静にする。
    5. 5.耳鳴があるときは周囲の音を遮断する。
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76 問 〜 第 90
  • 第 76 問
    車椅子での座位の姿勢を別に示す。
    このような姿勢を長時間続けることで最も褥瘡が発生しやすい部位はどれか。
    1. 1.右肘関節部
    2. 2.右大転子部
    3. 3.左坐骨結節部
    4. 4.左膝関節外側部
    5. 5.左足関節外果部
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  • 第 77 問
    平成26年(2014年)の人口動態統計において、1〜4歳の死因で最も多いのはどれか。
    1. 1.肺炎pneumonia
    2. 2.心疾患heart diseases
    3. 3.悪性新生物malignant neoplasms
    4. 4.不慮の事故
    5. 5.先天奇形、変形及び染色体異常
    解答を見る 解答:5
  • 第 78 問
    Aちゃん(8歳、女児)は、白血病leukemiaの終末期で入院しているが、病状は安定している。両親と姉のBちゃん(10歳)の4人家族である。
    Aちゃんの家族へ看護師が伝える内容として適切なのはどれか。
    1. 1.「Aちゃんは外出できません」
    2. 2.「Bちゃんは面会できません」
    3. 3.「Aちゃんが食べたい物を食べて良いです」
    4. 4.「Aちゃんよりもご家族の意思を優先します」
    5. 5.「Aちゃんに終末期であることは伝えないでください」
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  • 第 79 問
    Aさん(28歳、女性)は、2歳の子どもを養育しながら働いている。
    Aさんが所定労働時間の短縮を希望した場合、事業主にその措置を義務付けているのはどれか。
    1. 1.児童福祉法
    2. 2.労働基準法
    3. 3.男女共同参画社会基本法
    4. 4.雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律〈男女雇用機会均等法〉
    5. 5.育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律〈育児・介護休業法〉
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  • 第 80 問
    難病患者が自分の病気について学ぶことで不安を解消しようとする防衛機制はどれか。
    1. 1.否認
    2. 2.昇華
    3. 3.知性化
    4. 4.合理化
    5. 5.反動形成
    解答を見る 解答:3
  • 第 81 問
    新人看護師のAさんは、夜勤の看護師からの引き継ぎが終了した後、日勤で行う業務を書き出した。
     Aさんが書き出した以下の業務のうち最も優先して行うのはどれか。
    1. 1.頭部の搔痒感を訴える患者の洗髪
    2. 2.夜間せん妄のあった患者との散歩
    3. 3.午後に入院する患者の診療録の準備
    4. 4.翌日に検査を受ける予定の患者への説明
    5. 5.人工呼吸器を装着中の患者の状態の確認
    解答を見る 解答:5
  • 第 82 問
    車軸関節はどれか。2つ選べ
    1. 1.正中環軸関節
    2. 2.腕尺関節
    3. 3.上橈尺関節
    4. 4.指節間関節
    5. 5.顎関節
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  • 第 83 問
    嚥下運動に伴って起こるのはどれか。2つ選べ

    ※採点除外等の取扱いをした問題

    【採点上の取扱い】採点対象から除外する。
    【理由】問題として適切であるが、受験者レベルでは難しすぎるため。

    1. 1.声門の開放
    2. 2.舌根の沈下
    3. 3.甲状腺の挙上
    4. 4.後鼻孔の閉鎖
    5. 5.耳管咽頭口の開口
  • 第 84 問
    パルスオキシメータを別に示す。
    表示されている数値が示すのはどれか。2つ選べ
    1. 1.脈拍数
    2. 2.酸素分圧
    3. 3.酸素飽和度
    4. 4.重炭酸濃度
    5. 5.二酸化炭素濃度
    解答を見る 解答:1・3
  • 第 85 問
    網膜剝離retinal detachmentについて正しいのはどれか。2つ選べ
    1. 1.確定診断のために眼底検査を行う。
    2. 2.前駆症状として光視症がみられる。
    3. 3.初期症状として夜盲がみられる。
    4. 4.失明には至らない。
    5. 5.若年者に好発する。
    解答を見る 解答:1・2
  • 第 86 問
    労働基準法で定められているのはどれか。2つ選べ
    1. 1.妊娠の届出
    2. 2.妊婦の保健指導
    3. 3.産前産後の休業
    4. 4.配偶者の育児休業
    5. 5.妊産婦の時間外労働の制限
    解答を見る 解答:3・5
  • 第 87 問
    ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉感染症human immunodeficiency virus infectionについて適切なのはどれか。2つ選べ
    1. 1.本人より先に家族に病名を告知する。
    2. 2.国内では異性間性的接触による感染が最も多い。
    3. 3.適切な対応によって母子感染率を下げることができる。
    4. 4.性行為の際には必ずコンドームを使用するよう指導する。
    5. 5.HIVに感染していれば後天性免疫不全症候群〈AIDS〉acquired immunodeficiency syndromeと診断できる。
    解答を見る 解答:3・4
  • 第 88 問
    Aさん(63歳、男性)。BMI24。前立腺肥大症prostatic hyperplasiaのため経尿道的前立腺切除術を受け、手術後3日で膀胱留置カテーテルが抜去された。数日後に退院する予定である。
    Aさんへの退院指導で適切なのはどれか。2つ選べ
    1. 1.散歩を控える。
    2. 2.水分摂取を促す。
    3. 3.長時間の座位を控える。
    4. 4.時間をかけて入浴する。
    5. 5.排便時に強くいきまないようにする。
    解答を見る 解答:2・5
  • 第 89 問
    精神科病院で行動制限を受ける患者への対応で正しいのはどれか。2つ選べ
    1. 1.行動制限の理由を患者に説明する。
    2. 2.原則として2名以上のスタッフで対応する。
    3. 3.信書の発受の対象は患者の家族に限定する。
    4. 4.精神保健指定医による診察は週1回とする。
    5. 5.12時間を超えない隔離は看護師の判断で実施する。
    解答を見る 解答:1・2
  • 第 90 問
    3L/分で酸素療法中の入院患者が、500L酸素ボンベ(14.7MPaで充塡)を用いて移動した。現在の酸素ボンベの圧力計は5MPaを示している。
    酸素ボンベの残りの使用可能時間を求めよ。
    ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。

    解答:[ ① ][ ② ] 分

    ① 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    ② 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    解答を見る 解答:57
91 問 〜 第 105
  • 次の文を読み91〜93の問いに答えよ。
    Aさん(56歳、男性)は、コンビニエンスストアの店長で自動車を運転して通勤している。不規則な生活が続き、ストレスが溜まることも多く、十分な睡眠がとれないこともあった。荷物を運ぶときに胸部の圧迫感が繰り返し出現し受診したところ、狭心症angina pectorisが疑われたため検査をすることになった。脂質異常症dyslipidemiaの既往がある。

    • 第 91 問
      Aさんの運動負荷心電図検査(トレッドミル運動負荷試験)の結果を別に示す。
      このときの心電図の所見で適切なのはどれか。
      1. 1.発作時はST低下がある。
      2. 2.発作時はP波が低下している。
      3. 3.安静時は異常Q波がある。
      4. 4.安静時は冠性T波がある。
      5. 5.安静時と発作時ともにQRS幅が拡大している。
      解答を見る 解答:1
    • 第 92 問
      検査の結果、Aさんは労作性狭心症angina of effortと診断され、硝酸薬、カルシウム拮抗薬および抗血小板薬を内服することになった。その後、外来通院を続け、以前と同様に負荷のかかる作業もできるようになった。内服治療から1か月後、胸部の圧迫感が強くなり、時々左上腕から前腕にかけての放散痛も出現するようになったため、経皮的冠動脈形成術〈PCI〉を受けた。カテーテルは右大腿動脈から挿入されていた。
      手術中から抗凝固療法を実施している。
      手術直後の観察項目として適切なのはどれか。2つ選べ
      1. 1.乏尿の有無
      2. 2.皮膚の黄染
      3. 3.出血の有無
      4. 4.両足背動脈の触知
      5. 4.刺部位の感染徴候
      解答を見る 解答:3・4
    • 第 93 問
      Aさんの経過は順調で、手術後4日に退院することになった。Aさんは「家に戻ってもまた症状が出るのではないかと心配です」と話した。
      Aさんに対する退院指導の内容として適切なのはどれか。2つ選べ
      1. 1.「水分摂取を控えましょう」
      2. 2.「肉類を多く食べましょう」
      3. 3.「睡眠時間を確保しましょう」
      4. 4.「自動車の運転はやめましょう」
      5. 5.「次回の外来受診までは重い荷物を運ぶ作業は控えましょう」
      解答を見る 解答:3・5
  • 次の文を読み94〜96の問いに答えよ。
    Aさん(55歳、男性)。胃癌gastric cancerのため胃全摘出術を受けた。術中の出血量は300mLで、輸血は行われなかった。既往歴に特記すべきことはない。入院時身長166cm、体重78kg。手術後1日、硬膜外持続鎮痛法が行われているが、Aさんは創部痛が強いため呼吸が浅く、離床はできていない。このときのバイタルサインは、体温37.1℃、呼吸数22/分、脈拍120/分、血圧162/90mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%(鼻カニューラ2L/分 酸素投与下)。Hb13.8g/dL。尿量60mL/時。意識清明、心音および呼吸音に異常なし。頸静脈怒張なし。下肢に浮腫なし。創部に熱感や発赤を認めない。腹腔ドレーンからは少量の淡血性排液があるが膿性ではなく、異臭もない。

    • 第 94 問
      このときのAさんのアセスメントで適切なのはどれか。
      1. 1.貧血のため脈拍が速い。
      2. 2.疼痛のため血圧が高い。
      3. 3.創部感染のため体温が高い。
      4. 4.心不全のため呼吸数が多い。
      解答を見る 解答:2
    • 第 95 問
      手術後5日からAさんの食事が開始された。Aさんは食事の後に、めまい、顔面紅潮、動悸、下腹部痛を伴う下痢が出現し、冷汗がみられるようになった。
      現状で最も考えられるのはどれか。
      1. 1.術後せん妄
      2. 2.乳糖不耐症
      3. 3.偽膜性大腸炎pseudomembranous colitis
      4. 4.ダンピング症候群dumping syndrome
      解答を見る 解答:4
    • 第 96 問
      手術後14日、Aさんは食後に出現していた症状が落ち着き、退院が決まった。
      Aさんへの退院指導の内容で適切なのはどれか。
      1. 1.1回の食事量を増やす。
      2. 2.海草を積極的に摂取する。
      3. 3.食後の冷汗が出現した際には身体を温める。
      4. 4.空腹時はコーヒーなどの刺激物の摂取を避ける。
      解答を見る 解答:4
  • 次の文を読み97〜99の問いに答えよ。
    Aさん(75歳、女性)。1人暮らし。脳梗塞cerebral infarctionの後遺症で左不全麻痺があり、要介護1の認定を受けている。最近、夜間に中途覚醒することが多い。昨夜、トイレに行く際に転倒し、右手をついた。転倒後から右上肢の痛みがあり、翌朝になっても痛みが強かったため受診した。エックス線写真の結果から、右の上腕骨近位部骨折proximal humerus fractureと診断され、入院した。

    • 第 97 問
      Aさんの骨折に対して保存療法が行われることとなった。骨折の固定法を図に示す。
      Aさんの骨折部の固定として適切なのはどれか。
      解答を見る 解答:3
    • 第 98 問
      入院後2日。Aさんは日中、ベッドで横になってテレビを観ていることが多い。
      Aさんが尿意を訴えたため、看護師が付き添ってトイレに行くことになった。
      移動の方法として適切なのはどれか。
      1. 1.右腕を使って起き上がる。
      2. 2.しばらく座位をとってから立ち上がる。
      3. 3.骨折部の痛みがあるときも歩いてトイレに行く。
      4. 4.ベッドの高さは腰掛けたときにつま先が床に着くよう調整しておく。
      解答を見る 解答:2
    • 第 99 問
      Aさんは入院後 7日で退院し、介護老人保健施設に入所した。現在はリハビリテーションを行っている。
      退所後の再転倒を予防するためのAさんへの指導で適切なのはどれか。
      1. 1.家の中で過ごす。
      2. 2.歩幅を小さくして歩く。
      3. 3.足関節の底背屈運動をする。
      4. 4.就寝前に睡眠薬を内服する。
      解答を見る 解答:3
  • 次の文を読み100〜102の問いに答えよ。
    Aちゃん(3歳、女児)は、父親(会社員)と母親(会社員)との3人暮らし。Aちゃんは、生後11か月のときに、卵による食物アレルギーfood allergyと診断され、医師の指示で卵の除去食療法をしていた。保育所では卵を除去した給食が提供されている。Aちゃんは保育所の給食の時間に、隣の席の園児の卵が入ったおかずを摂取し、蕁麻疹と咳嗽が出現した。保育士に連れられて救急外来を受診した。Aちゃんは保育士に抱っこされ、「かゆい」と訴えており、咳込みがみられた。

    • 第 100 問
      受診時に観察する項目で優先度が高いのはどれか。
      1. 1.体温
      2. 2.心拍数
      3. 3.腸蠕動音
      4. 4.蕁麻疹の範囲
      解答を見る 解答:2
    • 第 101 問
      Aちゃんは、食物アレルギーfood allergyによるアナフィラキシーanaphylaxisと診断された。アドレナリンの筋肉内注射の後、点滴静脈内注射による補液と酸素吸入が開始された。バイタルサインは問題なく、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉99%であったが、経過観察のため入院となった。Aちゃんは「お母さんに会いたい。おうちに帰りたい」と泣き始めた。母親は、保育所から連絡を受けて病院に到着し、医師から現在の病状について説明を受けた。母親は「Aは大丈夫ですか」と看護師に不安を訴えていた。
      母親への看護師の対応として最も適切なのはどれか。
      1. 1.入院中の生活の留意点を説明する。
      2. 2.父親が到着するまで待合室で待機してもらう。
      3. 3.来院時から現在までのAちゃんの様子を伝える。
      4. 4.A ちゃんが食物アレルギーfood allergyと診断されたときの母親の思いを聴く。
      解答を見る 解答:3
    • 第 102 問
      翌日、Aちゃんは症状が落ち着いたため退院することとなった。母親は「卵を除去した給食を出してもらっていたのですが、また今回の様なことが起こるのではないかと心配です」と不安な様子である。
      このときの母親への指導として最も適切なのはどれか。
      1. 1.「保育所はしばらくお休みしましょう」
      2. 2.「給食内容を保育所の栄養士に相談しましょう」
      3. 3.「今後の給食時の対応を保育士と相談しましょう」
      4. 4.「保育所の園児に保育士からアレルギーについて説明してもらいましょう」
      解答を見る 解答:3
  • 次の文を読み103〜105の問いに答えよ。
    在胎38週4日、骨盤位のため予定帝王切開術で出生した男児。看護師はインファントラジアントウォーマー下で児の全身を観察した。羊水混濁はなかった。
    身体所見: 身長49.0cm、体重2,900g、頭囲33.0cm、胸囲32.0cm。直腸温37.8℃、呼吸数55/分、心拍数150/分。大泉門は平坦、骨重積なし、産瘤なし、頭血腫なし。胎脂は腋窩にあり。筋緊張は強く、四肢は屈曲位。皮膚は厚い。うぶ毛は背中の1/2にあり。耳介は硬い。精巣は両側ともに完全に下降。外表奇形はなし。
    検査所見: Apgar〈アプガー〉スコアは1分後9点、5分後10点。臍帯動脈血pH7.30。

    • 第 103 問
      この児のアセスメントで適切なのはどれか。
      1. 1.新生児仮死
      2. 2.成熟児
      3. 3.高体温
      4. 4.水頭症hydrocephalus
      解答を見る 解答:2
    • 第 104 問
      出生後2時間。児のバイタルサインを確認したところ、直腸温37.5℃、呼吸数75/分、心拍数160/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉87%であった。心雑音はなし。鼻翼呼吸および呻吟がみられた。四肢末端にチアノーゼあり。
      この児の状態で考えられるのはどれか。
      1. 1.胎便吸引症候群〈MAS〉meconium aspiration syndrome
      2. 2.呼吸窮迫症候群〈RDS〉respiratory distress syndrome
      3. 3.心室中隔欠損症〈VSD〉ventricular septal defect
      4. 4.新生児一過性多呼吸〈TTN〉transient tachypnea of newborn
      解答を見る 解答:4
    • 第 105 問
      "日齢7 。児の体重は2,930g(前日より30g増加)。バイタルサインは、腋窩温37.0℃、呼吸数50/分、心拍数140/分。大泉門は平坦。排尿 7回/日、排便10回/日の普通便である。経皮的黄疸計による測定値12.5mg/dL。児の母親は母乳育児を希望している。母乳分泌量は良好で乳房トラブルはない。直接授乳を1日12回しており、搾乳や人工乳は哺乳していない。母親は看護師に「体重は生まれたときから30gしか増えていませんが、大丈夫でしょうか」と話した。
      母親への対応で最も適切なのはどれか。"
      1. 1.「乳房を温めましょう」
      2. 2.「哺乳量を測りましょう」
      3. 3.「搾乳も追加であげましょう」
      4. 4.「このまま直接授乳を続けて良いですよ」
      解答を見る 解答:4
106 問 〜 第 120
  • 次の文を読み106〜108の問いに答えよ。
    Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症schizophreniaを発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、被害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2か月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。

    • 第 106 問
      Aさんの退院について、両親は「退院は反対。入院前のように隣人とトラブルになるのではないかと不安です。私達も高齢になってきたので負担が大きいです」と話した。
      このときの両親への看護師の対応で適切なのはどれか。
      1. 1.退院後に活用できる社会資源について情報提供する。
      2. 2.Aさんの主治医に入院の継続を依頼するよう勧める。
      3. 3.Aさんの現在の病状を隣人に説明するよう勧める。
      4. 4.退院の承諾は家族の義務であることを伝える。
      解答を見る 解答:1
    • 第 107 問
      その後もAさんの両親は、高齢であることを理由に自宅への退院には同意しなかった。
      Aさんの退院を計画的に進めるために行うことで適切なのはどれか。
      1. 1.精神医療審査会の開催
      2. 2.入院診療計画書の修正
      3. 3.行動制限最小化委員会の開催
      4. 4.医療保護入院者退院支援委員会の開催
      解答を見る 解答:4
    • 第 108 問
      Aさんの退院については、アパートでの単身生活か、共同生活援助〈グループホーム〉での生活を目指すことになった。
      Aさんの精神科リハビリテーションを進めるにあたり、病棟看護師が連携する職種で最も優先度が高いのはどれか。
      1. 1.退院後生活環境相談員
      2. 2.理学療法士
      3. 3.介護福祉士
      4. 4.栄養士
      解答を見る 解答:1
  • 次の文を読み109〜111の問いに答えよ。
    Aさん(76歳、女性)は、長女(46歳、会社員)との2人暮らし。Aさんは5年前に2型糖尿病type 2 diabetes mellitusと診断された。1年前から血糖測定とインスリン自己注射を朝1回行っている。炊事は主にAさんが担当している。Aさんは、長女の帰宅に合わせて夕食を摂るため、夕食時間にばらつきがある。定期の外来受診時にAさんは「時々汗が出て手が震えることがあります」と外来看護師に相談した。Aさんのバイタルサインは、体温36.4℃、脈拍74/分、血圧128/80mmHg。身長154cm、体重68kgである。

    • 第 109 問
      このとき、外来看護師がAさんに行う指導で適切なのはどれか。
      1. 1.糖質を含まない水分を摂取する。
      2. 2.労作後は食事摂取量を増やす。
      3. 3.決まった食事時間を設定する
      4. 4.空腹感に応じて食事を摂る。
      解答を見る 解答:3
    • 第 110 問
      1か月後、Aさんと一緒に外来を訪れた長女は「今までインスリンの治療は母に任せてきましたが、母は眼が見えにくく、インスリンの量が多い日があったようです。母が自己注射を続けられるように、私も手伝えればと思います」と外来看護師に話した。外来受診時、Aさんに末梢神経障害の症状は認められず、手指の動きに問題はなかった。
      Aさんがインスリン自己注射を行う上で、外来看護師が行う長女への助言で適切なのはどれか。
      1. 1.「インスリンの量は娘さんが一緒に確認しましょう」
      2. 2.「血糖測定は娘さんが代わりに行いましょう」
      3. 3.「注射の針はつけたままにしましょう」
      4. 4.「注射の部位は上腕を選びましょう」
      解答を見る 解答:1
    • 第 111 問
      6か月後の外来受診時に、同席していた長女が「甘い物ばかり食べる母を叱ってしまいます」と外来看護師に話した。Aさんは黙って話を聞いていた。前回の受診から低血糖症状はなく、体重は3kg増加した。Aさんは日中テレビを観て過ごしていることが多い。
      外来看護師が別室で長女に提案する内容で最も適切なのはどれか。
      1. 1.「糖尿病食の作り方を覚えましょう」
      2. 2.「厳しいことを言わないようにしましょう」
      3. 3.「甘い物をAさんから見えない場所に置きましょう」
      4. 4.「甘い物を食べてしまうAさんの気持ちを聞いてみましょう」
      解答を見る 解答:4
  • 次の文を読み112〜114の問いに答えよ。
    Aさん(38歳、男性)。23時ころ、徒歩で来院した。Aさんは胸を押さえ苦しそうに待合室で座っており、救急外来の看護師が声をかけると、Aさんは日本語を少し話すことができ、外出中に急に胸が痛くなったと話した。Aさんは英語は話せないようだった。Aさんは日本語学校の学生であり、Aさんの指定した番号に電話したところ、Aさんの妻につながり、日本語でのコミュニケーションが可能であった。妻は1時間後に病院に到着できるということだった。この病院には、夜間にAさんの母国語を話せる職員はいなかった。

    • 第 112 問
      医師の診察までに救急外来の看護師が行う対応として適切なのはどれか。
      1. 1.Aさんの在留資格を確認する。
      2. 2.Aさんの母国の大使館に連絡する。
      3. 3.Aさんの理解度に応じた日本語で症状を聴取する。
      4. 4.妻が来院するまでAさんに待合室で待ってもらう。
      解答を見る 解答:3
    • 第 113 問
      Aさんの妻が、Aさんの国民健康保険証を持って救急外来に到着した。妻から聴取した情報によると、Aさんは特に既往はないが、時々頭痛があり、母国で市販されていた鎮痛薬を常用していたとのことであった。心電図でST上昇が認められ、Aさんと妻は、医師から「入院して冠動脈造影〈CAG〉を受けないと命の危険があるかもしれない」と説明を受けた。しかし、Aさんは「たくさんの費用は支払えないし、学校を休むのが心配だ」と検査を受けることを拒んだ。
      このときの救急外来の看護師の説明で優先されるのはどれか。
      1. 1.検査の手順を説明する。
      2. 2.学校は退学にならないことを説明する。
      3. 3.宗教に応じた食事対応ができることを説明する。
      4. 4.医療費は国民健康保険が適用されることを説明する。
      解答を見る 解答:4
    • 第 114 問
      入院後2日、冠動脈造影〈CAG〉が実施された。冠動脈に有意な狭窄はなく、Aさんは急性心外膜炎acute pericarditisと診断された。胸痛に対して消炎鎮痛薬5日分処方された。
      処方された2日後、Aさんから「薬がなくなったので追加で処方して欲しい」と病棟看護師に依頼があった。
      看護師の対応で優先されるのはどれか。
      1. 1.Aさんの痛みの程度を確認する。
      2. 2.医師に鎮痛薬の増量を相談する。
      3. 3.Aさんが以前常用していた鎮痛薬の用量を確認する。
      4. 4.Aさんが指示された用法を守れていないことを指摘する。
      解答を見る 解答:1
  • 次の文を読み115〜116の問いに答えよ。
    Aさん(82歳、男性)。妻との2人暮らし。障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準はランクJ。Aさんは搔痒感のために皮膚科を受診し、老人性皮膚搔痒症pruritus senilisと診断され、抗ヒスタミン内服薬が処方された。身長165cm、体重55kg。Aさんの趣味は散歩で、毎日1km程度を歩いている。

    • 第 115 問
      初診から1か月後、皮膚科の外来でAさんは「薬を飲み始めてから、口の中が渇いて食べにくい」と話した。
      この状況から、Aさんに障害が起きていると考えられる摂食・嚥下の段階はどれか。
      1. 1.先行期
      2. 2.準備期
      3. 3.咽頭期
      4. 4.食道期
      解答を見る 解答:2
    • 第 116 問
      Aさんは「食べにくくてあまり食事が摂れていない。階段の昇り降りをしたり、10分以上歩いたりすると疲れてしまい、あまり外に出なくなった」と言う。体重は1か月間で2kg減少していた。他に自覚症状はなく、血液検査の結果は、血清蛋白の低下の他に異常はなかった。
      このときのAさんに出現している現象として最も考えられるのはどれか。
      1. 1.脱水
      2. 2.筋肉量の減少
      3. 3.胃酸の分泌増加
      4. 4.関節可動域〈ROM〉の制限
      解答を見る 解答:2
  • 次の文を読み117、118の問いに答えよ。
    Aさん(31歳、初産婦)。妊娠40週1日。Aさんは午前5時に、陣痛間欠10分、陣痛発作10秒となり入院した。入院時の内診所見は子宮口1cm開大で、未破水であった。

    • 第 117 問
      Aさんは、午後2時に子宮口が4cmまで開大し、破水した。このときの胎児心拍数陣痛図を別に示す。
      胎児心拍数陣痛図の情報で正しいのはどれか。
      1. 1.陣痛間欠4分
      2. 2.陣痛発作10秒
      3. 3.母体脈拍数50/分
      4. 4.胎児心拍数基線150〜160bpm
      解答を見る 解答:4
    • 第 118 問
      このとき、Aさんは陣痛のたびに緊張して身体を固くし、痛みがないときは眠そうにしている。昼食は、プリン1個と牛乳1本を摂っている。Aさんは「赤ちゃんは、なかなか生まれないですね」と疲れた表情で看護師に話す。
      このときのAさんへの対応として適切なのはどれか。
      1. 1.「陣痛に合わせていきんでみましょう」
      2. 2.「眠いときは眠るようにしましょう」
      3. 3.「階段の昇り降りをしましょう」
      4. 4.「お風呂に入ってみましょう」
      解答を見る 解答:2
  • 次の文を読み119、120の問いに答えよ。
    Aさん(17歳、高校生)。身長158cm、体重48kg。Aさんは最近、月経時に下腹部痛が繰り返し出現し、寝込むことが多くなった。心配した母親と一緒に、Aさんは産婦人科クリニックを受診し、医師から機能性月経困難症functional dysmenorrheaと診断された。既往歴に特記すべきことはない。

    • 第 119 問
      Aさんの下腹部痛についての説明で適切なのはどれか。
      1. 1.プロスタグランディンの過剰産生によって起こる。
      2. 2.無排卵性の月経によって起こる。
      3. 3.卵巣内のうっ血によって起こる。
      4. 4.経血の流出によって起こる。
      解答を見る 解答:1
    • 第 120 問
      Aさんは「次の月経からは、痛みがあれば、処方された鎮痛薬を飲むようにします。部活動で毎日ジョギングをしていますが、その他に日常生活で気を付けることを教えてください」と看護師に聞いてきた。
      このときの看護師の指導で適切なのはどれか。
      1. 1.運動量を増やす。
      2. 2.下腹部を温める。
      3. 3.葉酸を含む食品は控える。
      4. 4.腰部のマッサージは控える。
      解答を見る 解答:2
  •                      

2017年度の看護師国家試験は、合格率91.0%、合格者数は58,682人でした。必修問題の合格基準は39点以上/48点又は38点以上/47点又は37点以上/46点又は36点以上/45点又は44点又は35点以上/43点又は34点以上/42点、一般問題・状況設定問題の合格基準は154点以上/247点でした。看護師国家試験は、出題基準の改定とともに内容は変わりますが、基本は過去問です。過去問・解答を普段からチェックする癖をつけておくと、過去問・解答の挑戦に改めて時間をとらなくても基礎力を高めることが出来るのでお勧めです。