
2018年度(第108回)第1問〜第60問看護師国家試験 過去問・解答
実施日:2019年2月17日(日) 【過去問・解答】看護師国家試験 TOPへ戻る
第 1
問 〜 第 15 問
-
- 第 1 問
- 日本における平成28年(2016年)の総人口に占める老年人口の割合で最も近いの はどれか。
- 1.17%
- 2.27%
- 3.37%
- 4.47%
- 解答を見る解答:2
- 第 2 問
- 平成28年(2016年)の国民生活基礎調査における通院者率が男女ともに最も高いのはどれか。
- 1.
糖尿病 - 2.
腰痛症 - 3.
高血圧症 - 4.眼の病気
- 1.
- 解答を見る解答:3
- 第 3 問
- 労働安全衛生法に規定されているのはどれか。
- 1.失業手当の給付
- 2.労働者に対する健康診断の実施
- 3.労働者に対する労働条件の明示
- 4.雇用の分野における男女の均等な機会と待遇の確保
- 解答を見る解答:2
- 第 4 問
- 看護師が行う患者のアドボカシーで最も適切なのはどれか。
- 1.多職種と情報を共有する。
- 2.患者の意見を代弁する。
- 3.患者に害を与えない。
- 4.医師に指示を聞く。
- 解答を見る解答:2
- 第 5 問
- 看護師の免許の取消しを規定するのはどれか。
- 1.刑法
- 2.医療法
- 3.保健師助産師看護師法
- 4.看護師等の人材確保の促進に関する法律
- 解答を見る解答:3
- 第 6 問
マズロー, A. H. の基本的欲求の階層で、食事・排泄・睡眠の欲求はどれか。- 1.安全の欲求
- 2.自己実現の欲求
- 3.承認の欲求
- 4.生理的欲求
- 解答を見る解答:4
- 第 7 問
- 生後4か月の乳児の発達を評価するのはどれか。
- 1.寝返り
- 2.お座り
- 3.首のすわり
- 4.つかまり立ち
- 解答を見る解答:3
- 第 8 問
エリクソン, E. H. の乳児期の心理・社会的発達段階で正しいのはどれか。- 1.親密
- 2.同一性
- 3.自主性
- 4.基本的信頼
- 解答を見る解答:4
- 第 9 問
- 成人の体重に占める体液の割合で最も高いのはどれか。
- 1.血漿
- 2.間質液
- 3.細胞内液
- 4.リンパ液
- 解答を見る解答:3
- 第 10 問
- 要介護者に対し、看護・医学的管理の下で必要な医療や日常生活上の世話を行うのはどれか。
- 1.介護老人保健施設
- 2.短期入所生活介護
- 3.保健センター
- 4.有料老人ホーム
- 解答を見る解答:1
- 第 11 問
- 運動性言語中枢はどれか。
- 1.中心後回
- 2.大脳基底核
- 3.
Broca 野 - 4.
Wernicke 野
- 解答を見る解答:3
- 第 12 問
ジャパン・コーマ・スケール のⅢ(3桁)で表現される意識レベルはどれか。- 1.意識清明の状態
- 2.刺激すると覚醒する状態
- 3.刺激しても覚醒しない状態
- 4.刺激しなくても覚醒している状態
- 解答を見る解答:3
- 第 13 問
- 最も緊急性の高い不整脈はどれか。
- 1.
心房細動 - 2.
心室細動 - 3.
心房性期外収縮 - 4.
Ⅰ度房室ブロック
- 1.
- 解答を見る解答:2
- 第 14 問
- 浮腫の原因となるのはどれか。
- 1.膠質浸透圧の上昇
- 2.リンパ還流の不全
- 3.毛細血管内圧の低下
- 4.毛細血管透過性の低下
- 解答を見る解答:2
- 第 15 問
- 狭心症発作時に舌下投与するのはどれか。
- 1.ヘパリン
- 2.ジゴキシン
- 3.アドレナリン
- 4.ニトログリセリン
- 解答を見る解答:4
第 16 問 〜 第 30 問
-
- 第 16 問
- 緑内障患者への投与が禁忌なのはどれか。
- 1.コデイン
- 2.アスピリン
- 3.アトロピン
- 4.フェニトイン
- 解答を見る解答:3
- 第 17 問
- 看護師が行う看護過程で適切なのはどれか。
- 1.問題解決思考である。
- 2.医師の指示の下で計画を立てる。
- 3.看護師の価値に基づいてゴールを設定する。
- 4.アセスメント、計画立案、評価の3段階で構成される。
- 解答を見る解答:1
- 第 18 問
- 成人のグリセリン浣腸で肛門に挿入するチューブの深さはどれか。
- 1.2cm
- 2.5cm
- 3.12cm
- 4.15cm
- 解答を見る解答:2
- 第 19 問
- 右前腕に持続点滴をしている患者の寝衣交換で適切なのはどれか。
- 1.左袖から脱ぎ、右袖から着る。
- 2.左袖から脱ぎ、左袖から着る。
- 3.右袖から脱ぎ、左袖から着る。
- 4.右袖から脱ぎ、右袖から着る。
- 解答を見る解答:1
- 第 20 問
- 転倒・転落の危険性が高い成人の入院患者に看護師が行う対応で正しいのはどれか。
- 1.夜間はおむつを使用する。
- 2.履物はスリッパを使用する。
- 3.離床センサーの使用は控える。
- 4.端坐位時に足底が床につくベッドの高さにする。
- 解答を見る解答:4
- 第 21 問
- 中心静脈から投与しなければならないのはどれか。
- 1.脂肪乳剤
- 2.生理食塩液
- 3.5%ブドウ糖液
- 4.高カロリー輸液
- 解答を見る解答:4
- 第 22 問
- 赤色のトリアージタグが意味するのはどれか。
- 1.死亡群
- 2.保留群
- 3.最優先治療群
- 4.待機的治療群
- 解答を見る解答:3
- 第 23 問
- 温罨法の作用で正しいのはどれか。
- 1.平滑筋が緊張する。
- 2.局所の血管が収縮する。
- 3.還流血流量が減少する。
- 4.痛覚神経の興奮を鎮静する。
- 解答を見る解答:4
- 第 24 問
- 体温調節中枢があるのはどれか。
- 1.橋
- 2.延髄
- 3.小脳
- 4.大脳皮質
- 5.視床下部
- 解答を見る解答:5
- 第 25 問
- 腎機能を示す血液検査項目はどれか。
- 1.中性脂肪
- 2.ビリルビン
- 3.
AST - 4.クレアチニン
- 5.LDLコレステロール
- 解答を見る解答:4
- 第 26 問
- 嗅覚の一次中枢はどれか。
- 1.嗅球
- 2.嗅上皮
- 3.後頭葉
- 4.上鼻甲介
- 解答を見る解答:1
- 第 27 問
- 標的細胞の細胞膜に受容体があるのはどれか。
- 1.男性ホルモン
- 2.甲状腺ホルモン
- 3.糖質コルチコイド
- 4.甲状腺刺激ホルモン
- 解答を見る解答:4
- 第 28 問
- 開心術後の
心タンポナーデ で正しいのはどれか。 - 1.徐脈
- 2.心音増強
- 3.心拍出量の増加
- 4.中心静脈圧の上昇
- 解答を見る解答:4
- 第 29 問
- 介護保険の第1号被保険者で正しいのはどれか。
- 1.介護保険料は全国同額である。
- 2.介護保険被保険者証が交付される。
- 3.40歳以上65歳未満の医療保険加入者である。
- 4.介護保険給付の利用者負担は一律3割である。
- 解答を見る解答:2
- 第 30 問
- 発達障害者支援法で発達障害と定義されているのはどれか。
- 1.学習障害
- 2.記憶障害
- 3.適応障害
- 4.摂食障害
- 解答を見る解答:1
第 31 問 〜 第 45 問
-
- 第 31 問
- 自殺対策基本法で都道府県に義務付けられているのはどれか。
- 1.自殺総合対策推進センターの設置
- 2.自殺総合対策大綱の策定
- 3.ゲートキーパーの養成
- 4.自殺対策計画の策定
- 解答を見る解答:4
- 第 32 問
ハヴィガースト, R. J. の発達課題に関する説明で適切なのはどれか。- 1.成長に伴い発達課題は消失する。
- 2.各発達段階の発達課題は独立している。
- 3.身体面の変化と発達課題は無関係である。
- 4.発達課題の達成は個人の生活と関連する。
- 解答を見る解答:4
- 第 33 問
風疹 の疑いがある入院患者の隔離予防策で適切なのはどれか。- 1.標準予防策
- 2.標準予防策と接触感染予防策
- 3.標準予防策と飛沫感染予防策
- 4.標準予防策と空気感染予防策
- 解答を見る解答:3
- 第 34 問
- 死後の処置で適切なのはどれか。
- 1.枕は氷枕にする。
- 2.義歯を装着する。
- 3.肛門には青梅綿、脱脂綿の順で詰める。
- 4.和装の更衣の場合、襟は右前に合わせる。
- 解答を見る解答:2
- 第 35 問
- 嚥下障害を評価する改訂水飲みテストで正しいのはどれか。
- 1.嚥下後10秒間で評価する。
- 2.嚥下動作の準備期を評価する。
- 3.嚥下後の呼吸状態を評価する。
- 4.80mLの水の嚥下状況を評価する。
- 解答を見る解答:3
- 第 36 問
- 入浴時に全身の血液循環を促進する作用はどれか。
- 1.鎮静作用
- 2.浮力作用
- 3.抗酸化作用
- 4.静水圧作用
- 解答を見る解答:4
- 第 37 問
- 1回換気量に関係なく吸入酸素濃度を調節できる器具はどれか。
- 1.鼻カニューレ
- 2.フェイスマスク
- 3.ベンチュリーマスク
- 4.リザーバー付酸素マスク
- 解答を見る解答:3
- 第 38 問
- 成人患者への薬剤の投与方法で正しいのはどれか。
- 1.筋肉内注射は大殿筋に行う。
- 2.点眼薬は結膜囊に滴下する。
- 3.皮下注射は前腕内側に行う。
- 4.食間の指示の経口薬は食事中に服用させる。
- 解答を見る解答:2
- 第 39 問
- 永久的止血法に含まれるのはどれか。
- 1.止血帯法
- 2.タンポン法
- 3.血管結紮法
- 4.間接圧迫止血法
- 解答を見る解答:3
- 第 40 問
- 成人に行う頭部MRI検査で正しいのはどれか。
- 1.造影を伴わない場合は検査直前まで飲食してよい。
- 2.使い捨てカイロは装着したままでよい。
- 3.検査中は手足を自由に動かしてよい。
- 4.補聴器は装着したままでよい。
- 解答を見る解答:1
- 第 41 問
- Aさん(48歳、男性)は、仕事中に生じた胸部と右肩の違和感を主訴に来院した。バイタルサインは安定しているが、スタンフォード分類B型の
急性大動脈解離 と診断され、医師から手術を勧められた。
治療の選択で迷っている様子のAさんへの対応で適切なのはどれか。 - 1.「医師からの治療のリスクや合併症の説明で、不明な点はありますか」
- 2.「手術を受けるか受けないか、すぐに決めたほうがよいです」
- 3.「医師の判断に任せるのが一番よいと思います」
- 4.「緊急度が高いので、話はあとにしましょう」
- 解答を見る解答:1
- 第 42 問
- Aさん(64歳、男性)は、2年前に
前立腺癌 と診断され、内分泌療法を受けていた。1か月前から体動時に強い痛みが腰部に生じるようになり、外来を受診したところ腰椎転移と診断された。
Aさんに生じている痛みで最も考えられるのはどれか。 - 1.関連痛
- 2.体性痛
- 3.中枢痛
- 4.内臓痛
- 解答を見る解答:2
- 第 43 問
- 成人患者の
気管支喘息 の治療で正しいのはどれか。 - 1.テオフィリンの投与中は血中濃度の測定が必要である。
- 2.副腎皮質ステロイド薬吸入後の含嗽は必要ない。
- 3.インフルエンザワクチン接種は禁忌である。
- 4.発作時にはβ遮断薬を内服する。
- 解答を見る解答:1
- 第 44 問
- 経皮的腎生検を受ける患者への説明で適切なのはどれか。
- 1.検査中の体位は仰臥位とする。
- 2.穿刺時にくり返し深呼吸をする。
- 3.検査後はベッド上安静とする。
- 4.検査後2日間は禁食にする。
- 解答を見る解答:3
- 第 45 問
- 糖質コルチコイドの分泌が長期に過剰となった状態の身体所見で正しいのはどれか。
- 1.眼球突出
- 2.甲状腺腫大
- 3.頻脈
- 4.満月様顔貌
- 解答を見る解答:4
第 46 問 〜 第 60 問
-
- 第 46 問
慢性副鼻腔炎 の手術を受けた患者に対する説明で適切なのはどれか。- 1.咽頭にたまった分泌物は飲んでも良い。
- 2.臥床時は頭部を低く保つ。
- 3.手術当日から入浴が可能である。
- 4.物が二重に見えるときは看護師に伝える。
- 解答を見る解答:4
- 第 47 問
- サクセスフルエイジングの説明で適切なのはどれか。
- 1.老化の過程にうまく適応する。
- 2.権威のある者によって一方的に守られる。
- 3.生命あるものに共通して起こる現象である。
- 4.社会的な役割から離脱することで自由になる。
- 解答を見る解答:1
- 第 48 問
- 判断能力が不十分な認知症高齢者の権利擁護を目的とするのはどれか。
- 1.公的年金制度
- 2.生活保護制度
- 3.後期高齢者医療制度
- 4.日常生活自立支援事業
- 解答を見る解答:4
- 第 49 問
- Aさん(76歳、女性)、ステージ2の
慢性腎臓病 と診断された。身長146cm、体重50kg。日常生活は自立し、毎日家事をしている。週2回、ビールをグラス1杯程度飲んでいる。
Aさんへの生活指導の内容で優先されるのはどれか。 - 1.安静
- 2.禁酒
- 3.減塩
- 4.体重の減量
- 解答を見る解答:3
- 第 50 問
- 認知症高齢者との対話で適切なのはどれか。
- 1.表情を見せながら話す。
- 2.高齢者の横から話しかける。
- 3.会話の内容を記憶しているか確認する。
- 4.言葉が出てこない時は思い出すまで待ち続ける。
- 解答を見る解答:1
- 第 51 問
- 介護保険制度における地域密着型サービスはどれか。
- 1.介護老人保健施設
- 2.介護老人福祉施設
- 3.通所リハビリテーション
- 4.
認知症対応型共同生活介護
- 解答を見る解答:4
- 第 52 問
- 平成27年(2015年)の人口動態調査で、5〜9歳の死因における不慮の事故の原因で最も多いのはどれか。
- 1.窒息
- 2.交通事故
- 3.転倒・転落
- 4.溺死および溺水
- 解答を見る解答:2
- 第 53 問
- 小児慢性特定疾病対策における医療費助成で正しいのはどれか。
- 1.対象は5疾患群である。
- 2.対象年齢は20歳未満である。
- 3.医療費の自己負担分の一部を助成する。
- 4.難病の患者に対する医療等に関する法律に定められている。
- 解答を見る解答:3
- 第 54 問
- 乳幼児の正常な言語発達で正しいのはどれか。
- 1.生後1か月で喃語が出始める。
- 2.生後6か月で意味のある1語が言える。
- 3.1歳2か月で2語文を話す。
- 4.4歳で4つの色を正しく言える。
- 解答を見る解答:4
- 第 55 問
- 離乳の開始で正しいのはどれか。
- 1.離乳食は1日2回から開始する。
- 2.人工乳はフォローアップミルクにする。
- 3.哺乳反射の減弱が開始時の目安のひとつである。
- 4.離乳食は歯ぐきでつぶせる硬さのものから始める。
- 解答を見る解答:3
- 第 56 問
- 障害のレベルを運動機能と知能指数で区分するのはどれか。
- 1.大島分類
- 2.NYHA分類
- 3.
国際生活機能分類 - 4.
Hugh-Jones 分類
- 解答を見る解答:1
- 第 57 問
- 人間の性の意義と特質の組合せで適切なのはどれか。
- 1.快楽性としての性 ー 種の保存
- 2.生殖性としての性 ー 心理・社会的属性
- 3.性役割としての性 ー 性的指向
- 4.連帯性としての性 ー 人間関係の形成
- 解答を見る解答:4
- 第 58 問
- 出生前診断を目的とした羊水検査で適切なのはどれか。
- 1.先天性疾患のほとんどを診断することができる。
- 2.診断された染色体異常は治療が可能である。
- 3.合併症として流早産のリスクがある。
- 4.妊娠22週以降は検査できない。
- 解答を見る解答:3
- 第 59 問
- 新生児聴覚スクリーニング検査で正しいのはどれか。
- 1.空腹時に行う。
- 2.泣いていない時に行う。
- 3.タンデムマス法で行う。
- 4.生後24時間以内に行う。
- 解答を見る解答:2
- 第 60 問
- リエゾン精神看護の活動はどれか。
- 1.行動制限の指示
- 2.向精神薬の処方
- 3.他科への転棟指示
- 4.コンサルテーションへの対応
- 解答を見る解答:4
2018年度の看護師国家試験は、合格率89.3%、合格者数は56,767人でした。合格基準は必修問題が40点以上/49点、一般問題および状況設定問題は155点以上/250点でした。看護師国家試験は、出題基準の改定とともに内容は変わりますが、基本は過去問です。過去問・解答を普段からチェックする癖をつけておくと、過去問・解答の挑戦に改めて時間をとらなくても基礎力を高めることが出来るのでお勧めです。