千葉県・一般病院・専門病院・精神科
入院は、子どもや家族にとって強い不安や苦痛を伴います。その中で、患者に一番近い看護師だからこそできる日々の関わりによって、少しでも治療に前向きになれたり、不安を緩和できたりしたときにやりがいを感じます。特に、子どもや家族から感謝の言葉を直接言ってもらえた時は、看護師になってよかったと強く感じます。
病院理念と同じく、その子らしさを尊重することです。それは、子どもの個別性を意識するということで、様々な処置をその子らしく乗り越えられるように関わることを心がけています。例えば、処置を嫌がる子に対しては、処置やケアを嫌がる理由を聞いたり予測することで、嫌がる原因を取り除けるように関わります。また、何分待てばできるかなど、子どもが自分で決めることで、達成感を得られるように促すことも心がけています。
印象に残っているのは、初めて患児の家族に「○○さんは心配事とかもすごく話しやすいです。」と言われた時です。子供や家族の思いを表出してもらうためにも、話しやすいことは看護師にとって必要な能力だと考えています。なので、看護師を初めて3か月のことで、話を聞くことしかできなかった私でも力になれると知ったことが、とても嬉しかったのを覚えています。