【大阪府済生会吹田病院】のギャラリー

活気ある働きやすい職場で、「やすらぎの看護」の実践をめざします

　皆が生き生きと働ける職場を目指し、平成19年からワークライフバランスに取り組みさまざまな対策を行ってきました。まず始めに完全週休２日制を導入し、定期的に十分な休息を取ることができＯＮ・ＯＦＦを使い分けて働けると好評。次に、夜勤看護体制の充実を図るため配置を４人以上で実施。また専門・認定看護師資格支援制度や、当院独自の人材確保システム「オリジナルナースバンク制度」を構築しました。2012年１月には院内保育所の運用拡大し新築移転。さらに「健康的な働き方」を考え、夜勤の負担軽減にいち早く取組み、実働12時間を実現しました。看護体制の充実は、患者さんの安全・安心のためでもあるのはもちろんですが、同時に看護師自身の負担を軽減することにも繋がっています。看護師の労働環境を考えたＷＬＢのとれる組織づくりに大切なことは、お互いを思いやる気持ち、助け合う気持ちだと思います。快適で長く働き続けることができる職場であるよう、これからも看護師たちの声に耳を傾ける病院でありたいと考えています。

新人から経験者まで、一人ひとりの目標とキャリアを支援

　将来のビジョンをしっかり持ち、自立できる看護師を育成するため、教育体制の充実には特に力を入れています。新人から経験のある方まで、個人一人ひとりの能力、キャリアに応じた教育体制を整え、個人の目標達成や必要な看護実践能力の向上に組織全体でサポートしています。
【新人のための教育体制】
　新入職者オリエンテーションでは、実技研修・病棟研修などを含めた2週間の集合研修を実施しています。また、新人教育にはプリセプター制を導入しています。ここでは、師長・主任・プリセプターが話し合って作成する教育計画に沿って、きめの細かい指導を行います。さらに、卒後3年間を「ひとり立ち」期間と位置づけ、段階的にレベルアップを図る研修も設けています。
【3年目以降の教育体制】
　3年目以降は、看護実践に役立つテーマを設定した「選択研修」を実施しています。ここでは、希望する研修を選んで受けることができます。また、院外研修や専門学会への参加、認定看護師養成コース受講なども積極的にバックアップしています。このほか、管理者（師長・主任）・プリセプター・臨地実習指導者・看護研究メンバーを対象にした研修も行っています。
【その他の教育体制】
　このほか、新人看護師や異動した看護師を対象に行われる「カウンセリング体験研修」や、同期入職者のつながりを深める「絆（きずな）研修」なども実施。豊富で多彩な教育体制を用意し、一人ひとりを大切に支えます。

地域Ｎｏ１の病院を目指して、全職員が医療人の自覚を持ちチーム医療の一員として患者さんをサポート

　当院の理念は「やすらぎの医療」で、地域の皆様方に最新の医療を安心・安全に提供すべく日々努力して参りました。大阪府がん診療拠点病院、地域医療支援病院の指定を受けており、がん診療、周産期医療、生活習慣病診療などの充実をめざし、内科と外科、産婦人科と小児科が協力し診療する体制（センター化）を開設し、消化器・肝臓疾患、呼吸器疾患、周産期母子医療に関しては非常に充実したスタッフ・設備を有し、患者さんの数も大変多く、地域の中核病院として高い評価を得ています。臨床・研究・教育をさらに充実させ、親切で明るい病院として、地域の皆様方が安心して最適な医療を受けられるよう今後とも努力し、また地域の皆様の健康保持に役立てるよう、医師・看護師・薬剤師など多職種のチームで患者さんのＱＯＬ向上に向けてサポートしています。