千葉県・一般病院
退院支援看護師は退院後に患者様・家族が安心して自宅で過ごせるように支援している看護師になります。
私が中学生の時に祖父が脳梗塞で病院に入院していました。脳梗塞の麻痺もあり、介護する状態でありましたが医師・看護師から突然「自宅に帰ってほしい」と話しをされました。退院に向けて家族は何も準備しておらず、家族が困ってしまった思いをしました。その時に「退院の事について話しを聞いてくれる(下に続く)
看護師さんがいれば…」と感じ退院支援看護師に興味を持ちました。
患者様・家族は「入院」するだけでも、人生の一大イベントになり入院中は良い過程だけではなく、辛い過程を経過する事が多いと思います。辛い思いをされた患者様・家族は退院後は不安な思いが大きいです。その不安な思いを取り除き新たな生活の再スタートができるように支援しているのが「退院支援看護師」になります。
病棟勤務だった時に長期入院されていた患者様を受け持っていました。本人は穏やで辛い治療にも弱音を吐かない方でした。
病状が徐々に悪化し夜勤で担当した時に「今日は相澤さんがいてくれてよかった。安心した。」と消灯前に手を握ってくれました。その時は「私がいるから大丈夫」と伝え苦痛なく休まれていましたが、その日に亡くなってしまいました。最後の言葉のような形となり、私自身悲しく落ち込んでいましたが(下に続く)
病棟師長、スタッフのみんなから、「相澤さんだったから安心して最後迎えられたんだよ。」との言葉をもらいました。
看護学生時代の実習で患者様に「相澤さんじゃなくっちゃって言われる看護師になってね。」と手紙を頂き、その言葉を忘れずに看護を続けていたからこそ、患者様にとって一番信頼できる看護師になれたのかなと思えた場面でした。
勉強・実習にと忙しい日々、特に実習では悩み苦しむ時もあると思います。実習を通して患者様が看護を教えていただき、心の支えになるのは患者様の言葉だと思います。その言葉が自分の看護師の原動力になります。一人一人ゆっくり関われる時間を大事に看護を学んでくださいね。
当院がある旭市や周辺の地域はご飯やお酒が美味しいお店が多く素敵な場所ですので、ぜひ就職してから遊びに行ってみてください!!