千葉県・一般病院
緩和ケア病棟に所属しており、がん終末期の患者や家族の看護を行っています。各科医師や病棟薬剤師と共に癌性疼痛の疼痛コントロールを行ったり、患者や家族の希望を伺いながら良い時間を過ごすお手伝いをしています。近年はコロナ感染の影響で、病棟で行う季節行事やボランティア活動が出来なくなっており、制限のある中で患者や家族が穏やかに過ごせる方法を、病棟スタッフで相談しながら看護を行っています。(下に続く)
病棟スローガンである「ここに来てよかった」を目標にして取り組んでいます。早く感染状況が落ち着いて、季節行事やボランティア活動が再開でき、患者や家族が楽しめるイベントを出来ると良いなと思っています。
緩和ケアという専門的な分野での看護は「経験」が必要だと思っています。経験のある看護師が多く、様々な患者や家族と関わっている先輩方のアドバイスを受けながら自身も勉強している日々です。患者に対して困った事があれば相談しやすく、他職種とカンファレンスを週1回行っており、色んな意見を聞けるので助かります。コミュニケーション取りやすく、穏やかなスタッフが多いと思います。
がん終末期である患者や家族の最期に関わる場面では「もっと良いケアが出来たのではないか」と考えることもあります。治療をした患者は元気になって退院する姿を見ることが多いですが、がん終末期はそうはいきません。大変な事も多いですが、その中で「ここに来て良かった」という患者の言葉や、良い時間を過ごせたという家族からの感謝の言葉を掛けて頂けると、やりがいを感じます。(下に続く)
患者や家族の願いを全て叶えることは出来ない事が多いですが、願いを実現させるために病棟スタッフが協力・団結できる部分も、病棟の魅力であり、やりがいを感じるところです。