千葉県・一般病院
私は数年間他院で働いていました。そこでの環境と当院を比較すると、学びの環境はとても充実していると思います。認定看護師等主催のセミナーの他、医師が主催する勉強会など多方面から学べる場があり、勉学に励むことができています
3年目の時に担当した膀胱全摘術+回腸導管造設術を受けられた患者との関わりです。私は外回り看護師として担当しました。
手術前日に術前訪問に伺った際、家族には話せない手術や将来への不安な思い、手術や麻酔に対する疑問等を患者自身から聞かれていました。患者の疑問に答え、不安な思いを傍で聴いていると「手術前に不安な思いをたくさん話せて楽になった 明日はよろしく」と、笑顔が見られました。手術当日、(下に続く)
表情は硬かったが不安の増強なく手術は終了しました。術後訪問に伺うと「あのときはありがとう 手術の前日は一人で塞ぎ込む気持ちでいたけど、来てくれて話を聞いてくれて楽になった 手術の時も近くにいてくれて安心した」と、患者は私の手を握りながら笑顔で話されました。
手術を受ける患者は、病気を診断され手術を決定されてからさまざまな心理変化を抱いています。私は、患者にとって少しでも心の支えと(下に続く)
なれるような、看護を提供できるよう日々心がけています。何か行動しなければ、話をたくさんしなければと看護師になった頃は思っていました。しかし、患者の不安な思いを傍で聴くこと、辛い思いを分かち合うことも一つ看護に必要であることを担当した患者を通し学び、今も私の看護の礎になっています。
手術室は医師や麻酔科医等さまざまな職種が1度の手術に携わるので、コミュニケーションを密にとる必要があります。患者の安全を守るために絶対に必要なスキルです。新人の頃は、器械や手術の流れなど覚えることが多く緊張の毎日でしたが、先輩看護師に手技の確認や新しい手術につくときに手厚く指導をもらえる環境にあります。また、私自身子供が小さいため少しでも時間で帰宅できるように、調整してもらえて、助かっています。