東京都
(都立北療育医療センター・都立府中療育センター)
重症心身障害児(者)の看護を行っています。私の病棟には、学童期から老年期までの方が入所していますので、その利用者の発達段階に合わせて看護していく必要があります。利用者の方たちは、言語的コミュニケーションが難しいため、バイタルサインや表情などから訴えを捉えていく必要があります。また療育センターが生活の場となるので、その人らしい生活が送れるように看護しています。
言語的コミュニケーションが難しい利用者の苦痛や訴えを、表情や仕草、バイタルサインなどから捉え、改善できた時にやりがいを特に感じます。療育センターの魅力は、センターで働く全てのスタッフが利用者のために何が出来るか考え利用者の最善のために働いています。また、先輩から一つ一つ丁寧に利用者の個別性や看護技術を指導してもらえ、さらに他職間とのコミュニケーションも活発に行われるところが、魅力だと思っています。
私が臨地実習の時期にちょうどコロナが流行しなかなか病棟で実習が出来ず学内での実習が半分以上でした。そのような状況だった為、看護技術にとても不安を抱いていました。いろいろな病院の説明を聞いた中で、東京都が一番教育カリュキラムが充実していると思ったからです。東京都の教育カリュキラムは細かく段階を踏んでいるので、入職したころは不安でいっぱいでしたが、今は焦らず看護技術を自分のものにしようと頑張っています
私は就職してみて、教育カリュキラムは大事だなと改めて思いました。入職してすぐに、一つ一つの看護技術を同期と学ぶことができます。そして1か月経つ頃には病棟に配属されますが、病棟配属後も自信が持てるまで、先輩看護師に何度も練習を見てもらっています。このように充実した教育カリュキラムは、東京都だからと思います。