【さいたま市立病院】のギャラリー

埼玉県・一般病院

さいたま市立病院 (さいたましりつびょういん)

チーム医療

 さいたま市立病院では、専門性の高い医師・看護師・コメディカルによるチーム医療を推進しています。チーム医療の中で看護師は、患者の生活全般を視野に入れ、他専門分野と意見交換をしながら、より良いケアに向けた調整者としての役割を担っています。現在、褥瘡対策チーム・緩和ケアチーム・NST(栄養サポート)チームなどが活動し、患者のニーズに応じたケアの実践に向けて成果を上げています。
 治療中や治療終了後に、痛みや吐き気などの体の症状だけでなく、仕事の問題や費用のことなど社会的な問題の出現に対し、チーム全体で解決していきます。現在は、医師5名・看護師4名・薬剤師3名・栄養士1名・理学療法士1名・ソーシャルワーカー1名が参加しています。
具体的な活動内容は、週1回定期的なカンファレンスを行い、からだや心の苦痛症状の緩和、院内における緩和ケアに関する講習会や勉強会の開催などを行っています。

卒後教育

 さいたま市立病院看護部の理念は「看護を必要とする全ての人々を対象に、科学的根拠に基づいた高度な看護実践を通して、患者の潜在的治癒力を最大限に引き出し、各自にとって最適な健康状態を生み出すことに努力する」です。この理念に則った卒後教育では、自律性の高い看護師の育成を目指し、各人のキャリア開発に向けた教育が構築されています。その中で、当院では新人看護職員研修の中でニューフェイスクラスと位置づけた集合研修を通して、基本的な看護技術(講義と実技)、感染管理、コミュニケーションスキルなどが系統的に学習でき、1年間で無理なく看護の実践力が備わるように計画されています。また、入職後1ヶ月、3ヶ月、12ヶ月に行われるフォローアップ研修では、精神面へのサポートが重点的に行われ、不安や悩みの解消の場になっています。

プリセプターシップ

 さいたま市立病院ではプリセプターシップを導入しています。プリセプターシップとは、1人のプリセプター(先輩看護師)が1人のプリセプティ(新人看護師)を支え、プリセプティとプリセプター全体をスタッフナース、病棟管理者が一丸となって支援者として見守っていくという方法です。病院全体で新人看護師を教育・支援していくというスタイルをとっています。
(新人看護師の声)
◆仕事中に不安なことや心配なことがあると、自分から声をかけるより先に先輩方から「大丈夫?」と声をかけられ気にかけてもらっています。仕事でミスをした時、親身になって振り返りをしてもらったことがすごく嬉しかったです。
◆私は今とても楽しく仕事をしています。楽しい中にも「命に向き合う職場」ということもあり、緊張感もあります。覚えなければいけないことがたくさんありますが、技術面・精神面で先輩にサポートしてもらいながら頑張っています。