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手術室、カテーテル室は、まさに治療の最前線だと思っています。当然治療にあたってリスクもあり、緊張する場面も少なくありません。治療中に患者さまが急変した経験もあります。また、解剖を理解していなければ、治療中に何をやっているのかも分かりません。そのため、常に解剖や急変時の対応の勉強が必要になります。ですが、患者さまの疾患に対する根本的な治療に関われる仕事であり、とてもやりがいを感じています。
病棟と比べると、患者さまと関わる時間は一瞬で、関係性の構築もままなりませんが、だからこそ患者さまとのコミュニケーションは非常に大事です。検査、治療に来る患者さまは、少なからず緊張や不安を抱えています。それはバイタルに現れることもあり、時として治療、検査に影響を及ぼすこともあります。患者さまの安全のため、緊張や不安を少しでも軽減できるように関わることも、手術室看護師の大事な役割だと思っています。
手術室、カテーテル室では、術中の長時間の同一体位によって、患者さまは神経障害や皮膚障害のリスクにさらされます。ですが、局所麻酔の場合でも患者さまが動くと危険なので声をかけられる機会は限られ、全身麻酔であればなおさら、治療中に体位による痛みや痺れを確認することは難しいといえます。そのため、患者さまの個別性に合わせ、神経障害、皮膚障害を防ぐ方法をスタッフ間で情報共有し、実践しています。